TOEIC対策

英語リーディング力・長文読解力を鍛える参考書5選!TOEIC・TOEFL対策にも

文法・単語・熟語を終えたら一応ある程度英語の文章は理解できるようになると思います。

そのため、「リーディング力を鍛えるには絶対にこういう練習が必要!」というような強い要請があるわけではないのですが、英語の長文中で「修飾-被修飾関係がどのようになっているか」などを正しく読み取る力を付けるには、英語長文の参考書をやっておくとやはり心強いです。

例えば、英語長文読解の練習を一度もした事がない人の中には、単語の意味や文の雰囲気をみて、「こうすれば意味が通るな」という形で自分を納得させて、正しく読めた気になっている人がいます。
しかし、これは大きな間違いです。
英文解釈とは、英文法や修飾関係をひもといて、「この訳し方以外には絶対にあり得ない」という解釈に、きわめて理論的に辿り着くことを言うのです。

この記事では、こうした確固たる英文解釈の力、正しくかつ早く英語リーディングをする力を付けるための参考書を紹介します。


「読むのが早い」奴らに惑わされるな

英文を読む時に、英文法や解釈の確固たる知識に基礎付けられた読み方をしている人は、最初は細かく理解して読むために非常に長く時間がかかるのですが、成長するに従って誰よりも正確に、素早く読む事ができるように必ずなります。

適当に意味をつなげちゃう人の方が、英文を読むスピードが当然早いため、そういう人と比べると自信を喪失してしまうかもしれません。しかし、大抵エキスパートでもないのに読むのが早い人は、適当に読んで自分で意味を無理矢理つなげてストーリーを作りあげ、「もう読み終わったわー」とか言ってるだけなのです。

私自身、文法や構造を気にして長文を読んでいると、周りの人がどんどん読み終わったと言い出して、「こんなに文法勉強したのに皆より遅いなんて俺は馬鹿なんだろうか」と思い、細かく紐解きながら英文読解をする方法に疑問を感じた時期がありました。

しかし、それから数年経って、TOEIC満点を取ったり、TOEFL-iBTリーディングで29点(満点は30点)を取ったりして、高度な英文を読む時になって初めて、「俺は間違ってなかった」ということを確信しました。

かつて私より全然読むのが早いと思っていた人たちに英文を訳させてみると、難しい構造になっている箇所をあまりにも適当に訳しすぎていることが分かります。そうした読み方をしている人は、TOEFL-iBTや留学先大学での英語論文など、高度な英文を絶対に正しく、早く読むことはできません。
自分で言うのもなんですが、私が初級者の頃からこつこつと英文解釈の過程で積み重ねてきた力と、適当にやり過ごしてきた彼らの英文読解力の差はかなりのものです。そして、今となっては私の方が遥かに早く読む事が出来ます。

いわゆる「多読練習」はするな!

私は、勉強の初期段階~中級レベルにある人が、多読によるリーディングのトレーニングをするのは時間の無駄だと考えています。

単語・熟語・文法をしっかりやっていれば、長文もスラスラ読めるはずです。もし読み進めずに止まってしまうのであれば、それは文法や単語の知識に欠けがあるだけです。

ガチで英語力ゼロから独学でTOEIC800点!僕の勉強法と参考書まとめ」で取り上げた桐原1100のような文法問題集を完璧に理解すると、長文読解練習を一度もしたことがなくても、文法の知識をつなぎ合わせれば当然英語長文は読めます。

しかしもちろん、文法や単語などしっかり基礎を作った人が多数の英文に触れることで読解のスピードが上がって行く効果があることは否定しません。この記事の後半では、多数の英文を読める参考書も紹介します。

長文を読む練習は、大抵時間の無駄

英語の学習法を解説する本やサイトで、「たくさんの長文を読みまくることで読解力が向上する」とか、「たくさんの長文に触れることで英文読解のスピードが速くなる」といった、英語長文の読み込みを勧めるフレーズをよく聞きますよね。

私は、こういった謳い文句には、非常に大きな誤解があるのではないかと思います。

特に、英文法の勉強が中途半端な状態で長文を苦労して読んで、これで読解力が上がるんだ!などと思っているのは愚の骨頂でしょう。

たとえば、関係代名詞を知らない人がいるとします。この人が関係代名詞が登場する英語長文を10個読んだとします。さて、この人は関係代名詞が含まれる部分を正確に読み解き、かつ「このwhichというのはどうやらこの法則で使われるらしい」と関係代名詞という概念を自ら発見できるでしょうか?

日本に住んでおり、日常的に大量の英文にも触れる機会がない大多数の人間にとって、あらかじめ関係代名詞の存在を知ることなくして正確な読解を行うことは絶対不可能です。

これはもちろん関係代名詞だけではなく文法知識すべてについて言えることであり、文法知識がない人が長文をどんなにたくさん読んだところですべて無駄な努力になってしまうでしょう。

英語学習は積み重ね

繰り返しますが、わたしは全ての「英語長文を読む練習」を否定しているわけではありません。

正確な文法知識をインプットした人が、英文を読んでいくうちにそれを素早く引き出せるようになってくるということはあると思います。
しかし、英文法の勉強が不十分な人が、英語長文をたくさん読むことで、いつのまにか正確にかつ高速に長文を読めるようなリーディング力を習得できる事は絶対にありません。

つまり、何が言いたいかというと、英語力をつけたいなら、本当に英語長文を素早く読めるようになりたいなら、「文法・単語・熟語・解釈の勉強を徹底的にしろ」ということです。
実際、長文を1つ読む時間があったら文法問題集で10問新たな知識を入れる方が確実に有意義です。
それらがすべて終わってから、長文を読み込む練習はありだと思います。
誤解して理解していた部分に気付いたり、知識を引き出すことに慣れスピードが多少速くなるという効果はあるでしょう。

また、TOEICを目指す際に、ETSから出ているトーイックの公式問題集を解けというアドバイスが随所に出てくるかと思いますが、それのリーディングセクションをやるときにも同様のことが言えます。

TOEIC公式問題集のリーディングセクションの実践演習をやりまくることで読解が速くなるわけではなく、あくまで問題形式に慣れる・時間配分を知るために公式問題集を用いるべきであるということです。

正しい英文解釈の力を付ける最高の参考書

おそらく、以下で紹介する参考書を終わらせるにはそこそこの時間がかかりますし、TOEIC程度の文章を読むだけであれば必要のない細かい点にまで触れられています。

英語をきちんと身につけたい人、時間に余裕がある人にはやってほしいですが、必ずしもこれをやらないとTOEICの壁は破れないというようなものではないと思います。

また、ある程度の英文法の知識がないと、これらの参考書に書いてある重要な点を理解するまでに余計な時間がかかってしまうと思います。「ガチで英語力ゼロから独学でTOEIC800点!僕の勉強法と参考書まとめ」で紹介したレベルの英文法の参考書は一通り終えてから取り組むと、これらの本のいいところを最大限に吸収できると思います。

大学受験界では知らない人はいないであろう、「ビジュアル英文解釈」の2冊です。

解説を読みながら、1文1文を丁寧に読みます。分からないところがあれば、Forestなどで必ず調べましょう。
この2冊だけでもかなりの量の英文が含まれていますので、文法知識を引き出す練習、いわゆる多読の練習にもなると思います。

使用期間としては、一日一文で2か月強程度。1周では理解が足りないと思いますので、2周すると良いでしょう。
結構な期間を投資する必要がありますので、時間のないビジネスマンの方なんかは、英文法や単語など、別の事に時間を使った方がいいと思います。

ビジュアル英文解釈は、非常に細かいところまで、正しい解釈、「その読み方以外にはありえない解釈」の方法を解説してくれる参考書です。
こんなに細かく正確に考える必要があるのか?と感じることもあるかもしれませんが、そうした知識こそ、難解な文章を読むときに必要となるものだと思います。

時間の余裕がない人は、part1だけでもやっておくと良いと思います。英文を読む時に、どんな点に気をつければいいのかや、適当に読んでいるとどんな恐ろしい誤解が生じうるのかといったことを、十分理解できると思いますので、Part1を1周するだけでも非常に有意義と言えます。

ビジュアル英文解釈を使用すべき時期・レベル

このような解釈の参考書をどの時期にやるべきかについては人によって考えるところは違うと思いますが、私は上の方で述べた事からも分かる通り、単語・文法の勉強を一通り終えた人がやるべきだと思っています。

なぜなら、基本的な文法知識に抜けがある状態で読んでも、解説が理解できない、もしくは解説を誤って理解してしまうなど、時間が無駄になる可能性が非常に高いからです。

ビジュアル英文解釈は確かに解説が非常に丁寧ですが、基本的な文法まで解説してくれるわけではありません。同じ時間をかけるにしても、正しく理解できる実力がある状態で利用する方がはるかに効率もよく、得るものも大きいと思います。

さらにゴリ押しで英語リーディング力を徹底強化

以下で紹介するレベルの参考書や、英語の長文問題集は、TOEIC等でのスコアアップを目指す人なら、スキップしても構わないと思います。より高度な英文を読みたいとか、時間に余裕のある人向け、という感じです。

文法や単語など、一通り基礎的な勉強を終え、さらにビジュアル英文解釈などで解釈の基礎を身につけた人が、実際に大量の英文を読んで、英語リーディング・英語長文読解のトレーニングをするために用いるべき問題集を紹介します。

英文法や単語、英文解釈などバランスよくしっかりした英語力の基礎を作った人が、これの大量の英文を読みまくれば、間違って覚えていた文法の知識や、知識はあっても使い方が分からない文法事項などが分かるようになり、より知識が洗練されますし、文法知識を素早く引き出して文章を解読する力も上がると思います。

ただし、以下で紹介する参考書は大学受験やTOEFLにはプラスになると思いますが、TOEIC対策という意味ではオーバーワークの感を否めません。TOEICは非常に簡単な文章なので、特別なトレーニングをしなくても文法・熟語・単語の知識があればまず間違いなく時間内に読めます。

これまた大学受験の世界では知らない人はいないであろう、「やっておきたい英語長文」シリーズ。大学受験向け参考書は安価なのが非常にいいところ。

使用法としては、とにかくまず読む。文法を意識しながら、正確に読むことを心がける事が大事です。そして、1つ長文を読み終わったら必ず解説を隅から隅まで読み、自分の読み方に間違いがないかを確認します。

使用期間ですが、かなりかかると思います。TOEIC対策には、やっておきたい英語長文1000の様な長文はさすがに必要ないです。やっておきたい英語長文700であれば、1ヶ月もあれば終わるでしょう。

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