非常にスペックが高く、世界中で大きな注目を集めているスマートフォン“OnePlus One”を入手したので、徹底的にレビューする。
OnePlus One(ワンプラスワン)は、ハイスペックながら250ドル程度で購入できるという低価格スマートフォンで、AndroidのカスタムOSであるCyanogenModを搭載し、もちろんSIMフリーで、非常に人気の高いスマートフォンだ。
この度筆者は、OnePlus Oneを購入するための招待状(invite)を入手し、OnePlus Oneを購入して、アメリカの転送サービスを経由して、日本へ個人輸入した。
この記事は、画像が多いため2つに分けたレビュー記事のPart1とPart2のうち、Part1にあたる。
Part1は主に、OnePlus Oneの開封時の写真や本体の画像、ハードウェア面の評価、さらに実際に手に持って使ってみたOnePlus Oneの使い心地などを、詳細にレビューする。
レビュー記事全体で、OnePlus Oneの外観の写真から、動作のサクサク感、OnePlus OneのOSであるCyanogenMod11Sの使い心地までを詳しく扱っていくので、OnePlus Oneの購入を検討している人は是非Part2を含めた最後までチェックしてほしい。
OnePlus Oneを徹底レビュー!超スペックCyanogenMod機の実力(Part2)
なお、転送サービスを利用したOnePlus Oneを個人輸入する方法については、以下の過去記事に掲載している。
OnePlus Oneを日本から購入する方法!CyanogenMod端末を個人輸入
OnePlus Oneのハイスペックぶりを再確認
すでに当ブログの過去の記事でも触れてきたが、OnePlus Oneは非常にスペックが高く、30000円台から購入することのできる低価格スマートフォンとは思えないほどの高機能Androidスマホだ。
今一度、スペックを確認しておこう。
OnePlus One スペック詳細
- OS: CyanogenMod 11S
- CPU: 2.5 GHz quad-core Snapdragon 801
- RAM: 3GB
- ROM: 16GB or 64GB
- 2G: GSM 850 / 900 / 1800 / 1900
- 3G: HSDPA 850 / 900 / 1700 / 1900 / 2100
- 4G: LTE 700 / 1700 / 1800 / 2100 / 2300 / 2600
- Wi-Fi: (2.4G/5G) 802.11 b/g/n/ac
- カメラ: リアカメラ1300万画素 / フロントカメラ500万画素
- スクリーン: 5.5-inch 1920×1080 IPS-LCD display (401 PPI)
- バッテリー: 3100 mAh
特に目を引くのは、Snapdragon 801と、3GBものメモリ、そして3100mAhの高容量バッテリーだ。
これだけのCPUとメモリがあれば、ほとんどストレスを感じずに、超サクサク動作が楽しめる。
バッテリーも非常に容量が大きいので、使いまくっても1日は余裕でバッテリーが持つし、節約すれば充電なしで2日目に突入することもできそうだ。
そして、このスペックが動作にどの程度の良い影響を及ぼしているのかを調べるために、Androidスマートフォンのベンチマークテストの鉄板アプリである「Antutu Benchmark」を使用して、ベンチマークを行った。
OnePlus OneのAnTuTuベンチマークテストの結果!
OnePlus Oneが、どの程度サクサクなのかを調べるため、有名なベンチマークアプリであるAnTuTu Benchmarkを利用して、そのスペックを検証した結果は、以下の通りだ。
まずはAnTuTu Benchmarkを立ち上げ、OnePlus Oneが対応されていることを確認。
そして早速テストを実行!OnePlus OneのCPUとメモリは、世界のスマートフォンと何処まで張り合えるのだろうか!
これがベンチマークテストの結果だ。OnePlus Oneは、Meizu MX4や、サムスンのギャラクシーノートに次ぐ、第3位に位置しているという驚異的な結果が出た。
しかも表示されているOnePlus Oneのベンチマークテストの(おそらく平均の)結果より、筆者の端末の方が高スコアをたたき出していた。
GoogleのNexus5や、サムスンのギャラクシーS5を圧倒的に超えるほどの高スペック端末が、300ドル台で購入でき、しかもSIMフリーなのだから驚きだ。
OnePlus Oneは、日本のMVNOのAPNも入ってる!
おそらくCyanogenModに最初からプリインストールされているものと思われるが、OnePlus Oneには各国のSIMカードのAPN設定が入っており、最初からAPNプロファイルが入っている場合は、自分で何も設定しなくてもネットワーク通信を開始できる。
最初から入っているAPNプロファイルには、日本の格安SIMのMVNOのAPNプロファイルが多数入っており、また当然自分で追加することも可能である。
MVNOとしては、日本の最大手である日本通信(b-mobile)のAPNが多数入っていることがわかる。また、DoCoMoのMopera UなどもAPNプロファイルがプリインストールされている。
いざOnePlus Oneを開封!デザインも良い
OnePlus Oneは、購入するときに各国のコンセントや電圧に対応した充電器が別個の箱でついてくる。充電器は最初から価格に含まれており、それによって追加料金が発生するなどといったことはない。
このように、OnePlus Oneの本体と充電器が別個の箱で梱包されてくる。
そしてこれが、OnePlus Oneが入っている箱である。OnePlusのマークを引っ張ると、紐がダンボールを切ってくれる。非常に開けやすく、かつおしゃれである。
上記の箱の中から、さらに箱が出てくる。OnePlusのイメージカラーらしい赤色と、白を基調とした箱で、デザインはなかなかオシャレだ。
OnePlus Oneは、SIMカードとしてMicro SIMを採用しているが、箱の中にnano SIMをMicro SIMへ変換する変換アダプターも同梱されていた。
箱の裏面はこちら。今回筆者が購入したOnePlus Oneは、本体カラーがSandstone Black、容量が64GBのモデルである。
他に、16GBのホワイトモデルもあるが、価格がそこまで大きく変わらないし、OnePlus OneにはSDカードスロットもなく容量を拡張できないので、64GBモデルを購入するのが望ましいのではないかと思う。
そしてついにOnePlus Oneのお目見えである。5.5インチと聞いて想像していたサイズよりも、ずいぶん小さい印象だった。
充電やパソコンと接続するためのマイクロUSBケーブル、SIMカードを取り出すためのツールが同梱されている。
SIM取り出しツールは、シリコン状のものに包まれており、キーホルダー的に保存できるので、非常に便利だと思う。また、USBケーブルは、非常に変わった特徴的な形と色をしているが、通常のマイクロUSBケーブルと全く同じように使用することができる。
別個の箱に入っている充電器はこれだ。上記のUSBケーブルと合わせると、一般的な充電器+充電ケーブルのデザインとは、主にカラーリングの面でだいぶ異なるので、自宅の電源コード達の中でかなり目立つ。
OnePlus Oneは非常に持ちやすく、外観もおしゃれ
早速手に持ってOnePlus Oneを触っていく。
まず目を引くのは、OnePlus OneのSandstone Blackの背面ボディである。
写真では分かりにくいが、OnePlus Oneの本体裏面は、若干フェルトというか紙やすりというか、不思議な材質が採用されており、滑りにくく非常に持ちやすい。
見た目としても、おしゃれなカバーをつけているかのように見え、非常に良いデザインだと思う。
手に持ってみても、iPhone6 Plusと同じ5.5インチのスマートフォンながら、思ったよりは小さく持ちやすかった。
筆者のような平均的な男性であれば、片手操作も十分可能である。画面の上部には、持ち替えないと指を届かせることはできないであろうが・・・。
筆者が所持している、5インチのASUS Zenfone5と大きさを比べてみると、ほとんど大きさが変わらないことがわかる。
OnePlus Oneは、低価格スマホにしてはかなりベゼル部が小さく、5.5インチの大画面ながら、それほど大きい印象を与えない。
外観の写真を、各側面ごとに見て行ってみよう。
まずは上の写真はOnePlus Oneの本体上部の写真である。イヤホンジャックがあるのが分かるだろう。
こちらが右側面の写真。右側面には、電源ボタンのみがある。
ご覧いただけるように、OnePlus Oneの本体は結構薄く、ほとんど厚みを感じさせないボディとなっている。
そしてこちらが左側面。SIMカードのトレイと、音量ボタンがある。
最後は下部の写真。二つのスピーカーと、マイクロUSBケーブルの挿入口がある。
ちなみに、SIMカードを挿入するときはこんな感じである。
実際にOnePlus Oneを起動してみる!
一通り外観をチェックしたら、OnePlus Oneを早速起動してみる。
起動すると、OnePlusのロゴや、CyanogenModの起動アニメーションが表示される。
最初に言語設定の画面が表示されるため、ここで日本語を選択すれば、OnePlus Oneの初期設定はすべて日本語で実施することができるし、その後もシステム言語はすべて日本語で使用することができるので、英語が苦手な人でも安心だ。
OnePlus Oneは、低価格ながら高スペックなスマートフォンであるという特徴もあるが、もう一つ大きな特徴は、OSにAndroidのカスタムOSであるCyanogenModを採用しているという点がある。
CyanogenModは、Androidよりも非常に幅広いカスタマイズが可能で、また純正のAndroidよりも高機能な魅力的なカスタムOSである。
当然、Google Playで入手できるような、Android向けアプリはすべてCyanogenModでも使用することができるので、これといったデメリットはない。
CyanogenModの使い心地はどうなのかや、OnePlus Oneの中身・ソフト面での使い心地についての詳細なレビューは、Part2で扱うので、ぜひ続きをチェックしてほしい。
OnePlus Oneを徹底レビュー!超スペックCyanogenMod機の実力(Part2)
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