今日、中国で急成長中の新興スマートフォンメーカーXiaomi(シャオミ、小米科技)は新製品発表会を開き、新たなフラグシップモデルである“Mi 4″を発表した。
ここしばらくマレーシア、フィリピン、インドなどに続々進出しているXiaomiだが、やたらと高スペックなのに安すぎるSIMフリーのAndroid端末が、また新たに登場した。
今後も新興国などにおいてXiaomiのシェアはどんどん上がって行きそうだ。
とんでもない高スペック
今現在、海外ニュースサイトなどで見つかる情報によると、XiaomiのMi4は、これまでのXiaomiのフラグシップモデルである“Mi 3″をさらに上回る高スペックスマートフォンとなっている。
Xiaomi Mi4のスペック
- 液晶は5インチ
- 2.5GHzクアッドコア
- 3GBのRAM
- 3080mAhバッテリー
- 背面1300万画素、前面800万画素のカメラ
- 外観はメタルフレーム
このスペックから考えると、噂されているAppleのiPhone6並みか、それ以上のスペックであると言える。メタルフレームを採用した点などから、海外メディアでは「iPhoneを意識している」「iPhoneにより近くなった」と報じられている。
XiaomiのCEOは、発表に際して、Mi 4は「世界で最も高速のスマートフォン」であると述べ、そのスペックをアピールした。過去にも、同CEOは、これまでのフラグシップモデルであるMi 3の発表会にてMi3が世界最強のスペックであるということをアピールしていた。
現在のシャオミのフラグシップモデルであるMi 3は、 2.3GHzクアッドコア、2GBのRAM、3050mAhバッテリーなど、既に十分高スペックなAndroid端末であるが、価格は2万5千円程度というあり得ない格安ぶり。(今現在の1ShopMobile.comでの価格)
おそらく、さらにスペックが高くなったMi 4に関しても、シャオミならきっと驚くほどの安さで提供することになるだろう。
現時点ではまだMi 4の予定価格に関する情報を見つけられていないので、価格が分かったら改めて書きたい。
追記
Xiaomi Mi 4の容量が16GBの基本モデルの価格は、258ドルとの事。ウォールストリートジャーナルが「Less Cheap, More Like an iPhone: The New Xiaomi Phone Is Unveiled」という記事の中で報じている。
これが今回発表されたXiaomi Mi 4の動画。
外観も十分スタイリッシュで、特に欠点は思いつかない。中国版のXiaomi Mi3にはGoogle Playが入っていないので、もしMi4が欲しくなったらその点は気をつける必要があるが。
急成長を続けるXiaomi
小米科技CEOのLei氏は、Xiaomiが2014年には4000万台のスマートフォンを出荷する予定であると発言していたが、来年には1億台のスマートフォンを出荷したいという。
まだ日本に参入する予定はないようだが、もし仮にASUSやXiaomiといった、アジアのSIMフリーAndroid端末メーカーが日本に参入したら、間違いなくスマートフォンの価格破壊が起こるだろう。
日本でこのシャオミのMi3やMi4に匹敵するような端末を買うとなったら、シャオミの端末の場合より2倍以上の値段はするに違いない。
SIMフリーの義務化が話題になったが、そんなことをやっているうちに、アジアの格安SIMフリー端末が日本に一気に流れ込めば、日本メーカーの高額なAndroid端末や、AppleのiPhoneの牙城も崩れうるかもしれない。
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