この記事では、Zenfone LTE版の対応しているLTEの周波数帯と、日本のDocomo、SoftBank、au、イーモバイル各社のLTEの周波数帯をまとめていく。
SIMフリー端末を自分で購入してMVNOの格安SIMなどで運用する際、気をつけるべきなのは電波の周波数がちゃんと対応しているかどうかだ。
LTEネットワークは特に、海外のSIMフリー端末がメインで対応している周波数が、日本ではほとんど導入されていない帯域であるという場合が多い。
ASUSが販売しているZenfoneシリーズは、3Gネットワーク版については日本の電波帯にばっちり対応しているが、今年新たに発売されたLTE版はどうだろうか。
重要
ASUSの10月28日の新製品発表会で、Zenfone5の日本発売が発表され、LTE版であるA500KLの日本発売が発表された。
対応周波数として、「Band1 2100MHz」が追加され、日本でも問題なく使えるようになっているものと思われる。
よってこの記事の内容は古くなっているので、以下の記事を参照してください。
日本発売のZenfone5がすごすぎ!ASUS発表&A500KLスペックまとめ
日本のLTE帯への対応はかなり微妙
Zenfoneシリーズでは、3G版(A501CG)と、LTE版(A500KL)が発売されている。
Zenfone LTE版(A500KL)が対応している帯域は、以下のとおりだ。
Zenfone LTE版の対応帯域まとめ
- Band3 1800MHz
- Band7 2600MHz
- Band8 900MHz
- Band20 800MHz
- Band28 700MHz
そして、日本の各キャリアのLTEネットワークのバンド・周波数は以下のとおりだ。
日本の各キャリアのLTE周波数帯まとめ
NTT docomo(Xi)
- Band1:2100MHz帯
- Band3:1800MHz帯
- Band19:800MHz帯
- Band21:1500MHz帯
- Band28:700MHz帯(予定)
au by KDDI(4G LTE)
- Band1:2100MHz帯
- Band11:1500MHz帯
- Band18:800MHz帯
- Band26:800MHz帯
- Band28:700MHz帯(予定)
SoftBank(SoftBank 4G LTE)
- Band1:2100MHz帯
- Band3:1800MHz帯(EMOBILE帯域)
- Band8:900MHz帯(2014年4月以降利用予定)
EMOBILE(EMOBILE LTE)
- Band3:1800MHz帯
- Band28:700MHz帯(予定)
現時点でZenfoneのLTE版(A500KL)を日本で使用した場合、3Gネットワークは問題ないが、LTEネットワークについてはdocomo、Softbank、EMOBILEのBand3 1800MHzだけということになる。
一応、それに加えてdocomoとauでBand28 700MHz、softbankでBand8 900MHzが順次使えるようになるか、という感じだろう。
ZenfoneのLTE版は、日本で最も主要なLTE帯域であるBand1 2100MHzに対応していない点が残念なところ。
Zenfoneを購入したいものの、3G版を購入すべきかLTE版を購入すべきか悩んでいる人は、基本的に3G版(A500CG)を買うのが最もコストパフォーマンスが良いのではないかと思う。
Zenfone日本発売時に対応周波数帯がどうなるかに注目
前の記事ですでに書いたように、10月28日のASUSの新製品発表会にて、Zenfoneが日本で発売されることが発表されるのではないかと推測されている。
おそらく、日本の帯域にそこまで対応していないLTE版ではなく、3G版の発売が発表されるのではないかと予想しているが、もしかしたらより対応帯域を増やしたLTE版を日本に投入する可能性もないではない。
Zenfoneが欲しい人は、10月28日のASUSの発表会を見逃さないようにしよう。
当ブログでも、Zenfoneの日本発売が発表された場合は、すぐに対応周波数帯や、そのスペックなどを詳細に記事に書きたいと思うので、お楽しみに。
まあもちろん、Zenfoneが日本で発売されるかどうかはまだ確定ではないので、どうなるかはわからないが・・・。
こんにちは
LTE版を台湾で購入してコッソリ日本で使っている者です。
使用感をレポートします。
simは、IIJmio 通話タイプを使用しています。
何の、問題も無く使用しています。……
つもりでした。
実は、少し田舎に入ると他の機種では受信出来る物が
全く、受信出来なくなりました。
電波の関係か不明ですが。
主要道路に出れば全く、問題なし!
もう少し、様子を見ます。
返信が遅れてしまい申し訳ありません。
台湾版Zenfoneと日本のMVNOのSIMの組み合わせでの動作について、貴重な使用感レポートをいただき、ありがとうございました。
※以下は情報を整理するための補足
台湾版と来月発売される日本版の対応する周波数帯は違うため、日本版の方がより広範囲でLTE通信を行うことができるものと思われます。
台湾本国モデルでlte fonepadを国内で使用した場合(ゼンフォンの中身を使った前モデルになりますが)東名阪(大阪府、愛知県、東京都、)にのみband3がありますのでlteモデルの海外端末で台湾本国モデルならば上記都市でなら使用出来ましたが、2100mhzのband1の周波数使用地域では掴めない為今後の対応地域を待たなければ、全国での使用は出来ないようです。docomo系列SIMカードでの感想です。他のkddi等SIMカードはSIMフリー端末も周波数も使用出来無いはずです。(bandが合わない)中華タブレット関連は日本の周波数bandを掴めないためWi-Fiのみにしか使用出来無いものですのでSIMフリー購入の折は対応bandを質問すると購入の際の判断が出来ると思います。
追加したい記載がありますので、続けて失礼します。
SIMフリー端末を購入したい、使いたいと沖縄県の方もいるはずです。
現状では周波数band帯域が海外現地国販売端末の対応bandが沖縄県で使用されていないlteモデルでは使えないかもしれませんが、asus日本正規品やLenovo国内向けのWeb販売端末モデルならば、3Gモデル版ならばSIMカードの制限はありますが使用可能です。たぶん。SIMカードはNTTdocomoかOCNなどのdocomo系列格安SIMカードなら周波数bandが3Gバンドで掴めると思います。沖縄県の方だけが3キャリア系列の高額な契約に縛られるようなことがないようにと思います。Wi-Fiモデルを間違って買うとSIMカードが入れれないです。SIMカード対応端末は商品名に3Gがついているものがありますので検索で参考にしてください。