OHTO(オート)のリバティは、ボディと中芯を自分で選び組み合わせて、好きなペンを「自由に」作る事が出来る製品。
OHTOのロングセラーボールペンであり、何年もずっと使い続けられるペンとして人気が高い。
今日はそのOHTOリバティをレビューする。
価格からは考えられない高級感
黒いアルミニウムのボディに、金色の真ちゅうが映えるすてきなデザイン。
値段を聞かなければ、数千円の高級ボールペンかと思ってしまう外観だ。
オートリバティの大きな魅力は、格安でこれだけ高級感のあるボールペンを手に入れる事ができる点にある。
グリップ部分が比較的大きく太めで、ボディもそれなりにずっしり感があるため、万年筆のようなホールド感がある。
インクの交換などが面倒で万年筆は使いたくないが、ずっしり安定感のあるペンで力を入れずに書きたいという人には、OHTOリバティは強くオススメ出来る。
大量の文字を書く時には、細いボールペンでは指が痛くなりやすいため、こうした太いグリップのボールペンが役立つと思う。
リバティで実際に文字を書いてみたもの。
画像では、OHTOリバティの純正リフィルC-305を使用しているが、インクのフローはかなり良い。万年筆並にどばどば出てくる印象である。
ほとんど力を入れずに、さらさらと文字を書く事ができる。
グリップも非常に持ちやすい上に、さらさらとインクが出てきて力がいらないため、法学部の試験など指が疲れるほど大量に文字を書く学生なんかにオススメ出来るボールペンなのではないかと感じた。
リバティのインクフローがあまりにも良いため、裏移りしてしまうのではないかと思ったが、ぎりぎり裏抜けはしていない。
ちなみに、試し書きをしている紙は、レイメイ藤井のzeitVektorのものである。
細かい文字を書きたいという人には、オートのリバティはあまりオススメ出来ないかもしれない。
当然だが、0.5mmの水性ボールペンは結構線が太いので、手帳に細かい文字を書くなどの用途には向かないだろう。
しかし、OHTOリバティは、三菱シグノRT(0.38ミリ)を、無加工でリフィルとして使用する事ができるとの情報があり、OHTOリバティに極細のゲルインクのリフィルを入れて、細かい文字を書くように改造する事も可能と思われる。
これはオートリバティの純正リフィルを挿した状態の写真だ。
純正リフィルも十分書きやすいので、細い文字を書きたいという人以外は純正を使うのがシンプルで良いだろう。
万年筆やジェットストリームと比較
OHTOリバティのリフィルである0.5mmの水性ボールペンC-305を使用して、リバティの書き味をPILOTの万年筆コクーンや、三菱のジェットストリームと比較してみた。
OHTOリバティは上述の通り水性ボールペン0.5mm、PILOTコクーンはF(LAMYのブラックインク)、ジェットストリームは0.5の芯を使用している。
ご覧の通り、OHTOリバティの文字は万年筆に匹敵するほど線が太く、インクもたっぷり出ていることが分かって頂けるのではないか。
ネットでリフィルセットで1000円以下
今回私が購入したお店では、税込みわずか918円でOHTOリバティを入手することができた。
もちろん送料はかかるのだが、送料込みでも1000円ちょっとと実店舗で購入するのとほとんど変わらないため、ネット通販で買う事にした。
オートリバティは、なぜか文房具屋さんや東急ハンズの文房具コーナーなんかで中々見つける事が出来ず、流通している量が少ないのかもしれない。推測に過ぎないが。
格安で高級感のある、長く使えるボールペンとして、OHTOリバティは誰にでもオススメ出来る。ロングセラーだけあって、かなり完成度の高いボールペンだ。
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